コラム
COLUMN

2018.11.14

ショールームのデザイン、設計をご希望の方

ショールームづくりには、デザイン、設計が重要!?

営業活動との連動を行うショールーム。企業がショールームをつくる際に、目的として設定する内容は主に次の6つが挙げられます。

1、特定のエリアの営業強化

2、新規顧客の獲得

3、既存顧客へさらに良質なサービスを提供する

4、リテールサポートやユーザーサポートを行う

5、企業理念などを中心とした、企業そのものを発信する拠点

6、社会からの評価を受ける拠点

ショールームづくりにおける、これら6つの目的を十分に達成するためには、デザインや設計のノウハウが非常に重要になります。

例えば、特定のエリアの営業強化を達成しようとするとき、これまでの経験や業績から、営業エリアの設定は比較的スムーズに行うことができるかもしれませんが、実際のショールームづくりの予算に対して、中古物件を買うべきなのか、新築で建てるべきなのかなどといった費用の指標だったり、購入予定の土地や建物にかかる法規制などから事業への適合性を判断したりといったことは、設計の専門分野に精通していなければわかりませんし、企業を発信したり、さらなるサービスをユーザーに届ける際に、より効果的にユーザーに届けることができるのは、やはりデザインのプロでなくてはなかなか難しいのが現実です。

特にショールームは、「体感」、「体験」、「実験」、「納得」、「シミュレーション」という5つの要素が求められます。要求する情報のレベルがより高度になっている現代の日本において、ショールームを今までのような単純な展示施設としてつくるだけでは、なかなか顧客に振り向いてもらえません。デザインや設計のノウハウを用いて、より訴求力のあるショールーム空間をつくっていくことが、成功の鍵を握っているのです。 「どのようなモノ」を「どのような空間」で「どうやって」、「誰」に届けるのか。ショールームづくりでは、この問いに対する解答の精度をデザインや設計で高めていくことで、より大きな効果を得ることにつながります。

ショールームづくりにおけるデザイン、設計の効果。

実際の商品に触れ、使い心地などを体感できるショールーム。 エンドユーザーに商品を知ってもらったり、エンドユーザーのリアルなニーズを確認することができたりと、ショールームは顧客との接点をつくる上で、非常に有効です。

ショールームづくりにおいては、企業が提供する商品やサービスといった「モノ」とユーザー(「ヒト」)、あるいは、企業とユーザー(「ヒト」)の接点をデザインや設計によって、豊かな体験にすることで、企業とその商品やサービスを正確にユーザーへと届け、より大きな反響を得ることができます。

弊社がショールームをデザイン、設計し、リフォーム会社のブランディングを行なった、福島県白河市の「あっとリフォーム」では、対象エリア、業界動向、競合他社分析などのビジネスリサーチやショールームのCI、ポジショニング策定から、リーフレット、ウェブサイトなどのVIデザイン、ショールームの設計からイベントの企画までをワンストップで行いました。

その甲斐あってか、人口約6万人という小さなエリアにも関わらず、次のような結果を得ることができました。

・2日間のショールームオープンイベントで延べ500人以上を動員

・折込チラシ配布6万枚に対して反響率が1/190組(※エリア内の折込チラシ反響率平均の約10倍)

・リフォームの相談・問い合わせ数の増加 ・従業員数の増加

また、上述の内容に加え、地域住民から「ワークショップの活動の場として利用したい」という声があがり、企業のCSRの一環として地域住民の文化活動の支援などを行うことになったり、最近ではドイツやイタリアなどの海外のデザイン賞も受賞したりとビジネス以外の部分においても飛躍を続けています。

このように、デザインや設計を正しく用いることはショールームをつくる上で、成功を大きく左右するほどの効果をもたらします。

ショールームのデザイン、設計を依頼するなら?

ショールームは、体験することを基本に作られます。そのため、ショールームづくりの際には、体験する場所づくりを生業としている、設計事務所、インテリア設計事務所などが依頼先としてよく挙げられます。しかし、ショールームのようなデザイン性と事業性の両方が高く求められる建築づくりにおいては、これら二つの業者でもそれぞれ対応が難しい点が出てくる場合があります。ショールームのデザイン、設計をご希望の方は、それぞれの場合の懸念点を理解しておくことが必要です。

設計事務所に依頼する場合の懸念点

設計事務所では、建築設計における専門性、デザイン性は担保できても、その精度を高い水準で保つために、スケジュールが長くなりがちです。そのため、事業のスケジュールに対してデザイン期間、工事期間を少し長く見積もる必要があります。また、デザインのクオリティを上げるために、様々な提案を行う設計事務所では、コスト管理が難しくなってしまう設計事務所もあります。そのため、事業性が損なわれてしまう恐れがあります。

インテリア設計事務所に依頼する場合の懸念点

インテリア設計事務所は企業や個人事業者からの受注が多いため、スケジュール管理やコスト管理などの事業性を比較的担保してくれるようにデザインを進めることができます。一方で、インテリア設計事務所は建築士資格を有していない場合が多く、防火、避難、許認可や建物本体に関わることには対応できません。また、既存建物を利用する場合でも、法的な手続きを行う必要が出てくるような大規模の修繕・模様替え、増築、100㎡以上の大きさの用途変更などは原則的に行うことができません。特に法的な問題は事業がストップしてしまうほどにクリティカルな事態に発展してしまう可能性があります。

このような事業性とデザイン性の両立が困難な状況を踏まえて、私たちは、建築設計事務所としての技術力、建築法規の知識とデザインのプロとしての市場分析、ブランディング能力を活かして、お客様の建築づくりを徹底的にサポートするため、調査・企画・設計・デザインをワンストップで行うサービスを行なっております。 また、弊社が担当したショールームは海外のデザイン賞を受賞した実績があり、顧客とのコミュニケーションを行う場所として、より高度なデザイン、設計のご提案が可能です。

弊社でショールームづくりをご希望の方は最下部の「ご相談フォームへ」ボタンよりご相談ください。

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